空を見上げたらいつも太陽があるように、サンホビーにはいつでも会えるおばちゃんとおじちゃんがいました。いまはふたりとも空からわたしたちをみていたらいいな。

久しぶりに更新する記事でございます。大好きなふたりの旅立ちのお知らせです。
いつもと変わらぬ笑顔でご来店くださるお客さまに「おばちゃん元気?」「おじちゃんは変わりない?」と声をかけていただくたびに、やはりみなさまにちゃんとお知らせしなければと感じました。
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昨年の夏至を迎えたばかりの夏めいてきた季節に専務の山口孝子が
そして今年の若葉が茂る初夏の季節に会長の山口禮三郎が旅立ちました

ここに、皆様より生前にいただきましたご厚誼に
深く御礼申し上げるとともに謹んでご報告申し上げます
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専務は旅立ちの1週間前まで花いっぱい運動に参加したりお店に立ったりしていました。だからわたしたちだけでなく町のみんなが驚きました。「先週まで元気に駅通りを友人と一緒に歩いていたじゃないの」とみんなに言われました。実感が湧かないまま初盆を迎え、月日は巡ります。
それからは、悲しいというよりなんとも言えないさみしさ中でも、みんなで会長を囲みながら過ごしていました。そして、専務の一周忌をひと月後に控えた朝、安心して眠りにつくように会長が旅立ちました。

まちのみんながさいごにみたのは、ふたりとも元気な姿でした。
どうかその笑顔のふたりをずっと覚えていてください。

孝子さん、禮三郎さん、いままでお疲れ様でした。
サンホビーを作ってくれてありがとうございます。
力尽きるまで、守っていきます。
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わたしは生まれた時から祖父母の家がおもちゃ屋でしたから、幼い時から周りのみんなの羨望の眼差しをあびて育ちました。いつも新しいおもちゃやゲーム機を抱えてわたしにいろんなことを教えてくれたのが、祖父母でした。いままでもこれからも、わたしの自慢のふたりです。
祖母と会えなくなって1年余り、祖父と会えなくなって数ヶ月が経ちました。さみしくないわけがありませんが、祖母が書いたPOPや祖父が修理したおもちゃがあるお店にいると、ふたりを感じることができます。おもちゃ屋に来てくれる子どもたちや昔の子どもたちの声が届くところにふたりはいます。
ふたりが生きた証のひとつ、サンホビーはわたしの宝物です。
これからもサンホビーを笑顔が集まる場所にしていきます。

どうぞ変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。

2025年7月21日 有限会社サンホビー