このたびは大変ご心配をおかけしております。
取り急ぎ、予定していた各種イベントは開催を見合わせております。
また、各イベント関係事務局さまに開催についての連絡をしたいところですがなかなか回線がつながりません。どうかご理解ください。

今回の震災およびそれに伴う二次災害の被害に遭われたみなさまに心からお見舞い申し上げます。

(め)
こんな時だからこそ子どもたちの笑顔を絶やしちゃいけない。
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きょうの遠野の空、気持ちのいい空。風が強いけど、だいすきな太陽!

 お店のみんなは無事です。電気が復旧したので片付けをしに今日はお店に居ます。ご用の方は店内に声をかけてください。私の妹は3月11日生まれです。彼女はもう成人して東京にいますが、きっとこの3日のあいだに誕生日を迎えた子どももいたでしょう。きょうが、明日が誕生日、保育園の卒園式、お祝いにおもちゃ買ってもらえるってずっと前からその日を楽しみにしている子どもたちもいるでしょう。しかし、いまのこの状況でそんなことを言っている場合じゃないというのは分かっています。いまみなさんが本当に必要としているものは食料や水、毛布や電気、情報など「おもちゃ屋」には見当たらないものばかり。いま私たちになにができるのか、何をするべきなのかをいま考えているところです。
 山に囲まれた遠野盆地、その山を隔てた隣の町が壊滅状態です。遠野の町は被害も少なく、これから沿岸地区から避難されてくる方の避難所になります。救援拠点としても動きだし、空からはよくヘリコプターの音が聞こえます。まだ大きな余震も続いています。避難されてくる方々にとっても、こわいし、慣れない環境での生活で不安でしょう。まだ先のことはなにもわかりませんがこの避難生活は長期戦になることが予想されます。数百人単位で受け入れるそうです。その中にはきっと、子どもたちもいるはずです。彼らの避難生活が長期間になりそうならば、避難所にお店のおもちゃを持って行ってあげたいと思っています。こんなときだからこそ、子どもたちの笑顔を絶やしちゃいけないと、ずっと考えています。
ただ今の私に何ができるのか、不安もあるし迷いもあります。きのう市役所に家から支援物資を持って行ったとき知り合いの職員さんに「いますぐということじゃなく、避難生活が長引きそうなら避難所におもちゃを」という話をしたらほんの少し変な顔をされました。当然です。わかります。こんなときに「おもちゃ」だなんて。でも私にとっておもちゃは私を育ててくれた大切なものです。でもうまく伝えられません。
 今はいちばん必要のないものかもしれないけれど、この先、遠野のおもちゃ屋がなくなることがないように、それが私にできることだとおもう。子どもたちの笑顔、夢を絶やさないために。
(アンクルの様子)
3月11日は近くの小学校が早帰りの日でした。14時46分、店内にはお客様が数人と小学生が11人、専務、陽子さん、私がいました。3日前にも強い地震があったので揺れ始めはそれほど大したことはないと思っていました。小学生を周りに集めて「大丈夫、じっとしててね」と私。専務は倒れそうなガラスケースをおさえながら、陽子さんは商品棚を見渡しながら。すると大きく店が揺れ始め電気が消えました。小学生以外のお客様はその最初の揺れがおさまった途端に走りだして店の外へ。地震で停電したけど、きっとすぐに電気つくだろう。テレビ映らないから震度も何も分からないし。そう思っているうちに余震がどんどんやってきます。そこで携帯電話を開くと圏外の文字。
とにかく私は子どもたちを不安にさせちゃいけないとおもって店に居ました。でもそのとき、店にいるときはまだこの震災の大きさを分かっていませんでした。子どもたちもお迎えが来たりみんなでまとまって帰ったりしてみんないなくなり、その後は電気のつかない店に何人かお客様が来ました。日没前まで倒れた商品やディスプレイなどを少し片付けて閉店しました。

(め)
その後、ラジオを聞きながら少しずつ「大変なことになった」気がしてきました。でも本当の大変さに気が付いたのは電気がつかない家を出て近くの避難所に行ってテレビをみた時です。息がつまりそうでした、胸が締め付けられました。これが山を隔てたすぐそこで起こっている出来事だなんて信じることができませんでした。

きょうは3月14日。地震から4日目。
店を開けながら店内や倉庫の片づけをしています。
生きているだけで素晴らしいこと。できることをしよう。

めぐみ